ガバメントクラウドファンディングとふるさと納税の違い

近年、クラウドファンディング(Crowd Funding)という投資手法に関心を持つ人が増えていると言われています。

同様に注目を集めているのが、政府(自治体)が運営する「ガバメントクラウドファンディング(Government Crowd Funding⇒GCF)です。

このガバメントクラウドファンディングはふるさと納税とも関連しています。

ガバメントクラウドファンディングとはどんなものか、その仕組みをみていきましょう。

1.ガバメントクラウドファンディングとは

ガバメントクラウドファンディングとは、ふるさと納税制度を活用して行うクラウドファンディングのことで、自治体が解決したい課題を具体的にプロジェクト化し、それに共感した方からふるさと納税によって寄付を募る仕組みです。

2.ふるさと納税との違い

ガバメントクラウドファンディングとふるさと納税の違いは、お金の使い方がふるさと納税よりガバメントクラウドファンディングの方が明確であるということです。

ふるさと納税の場合、納税した地元に還元されますが具体的にどんなものにお金が使われるのかまでは説明されていない場合が多いのが特徴です。

一方、ガバメントクラウドファンディングでは事業内容(使い道)が明確に示されているため、ふるさと納税の使い道をより具体的に自分が応援したいプロジェクトに寄付することができます。

3.ふるさと納税として寄付金控除の対象にもなる

ガバメントクラウドファンディングは、ふるさと納税のシステムを活用したものです。

従来のふるさと納税と同じようにプロジェクトに寄付した金額に応じて、寄付金控除または寄付金特別控除を受けることができます。

ふるさと納税やガバメントクラウドファンディングでは、寄付をした翌年の3月15日までに、所轄税務署へ確定申告をすることで、一定の金額がその年の所得税および住民税から控除されます。

また、確定申告しなくても寄付金の控除を受けられる「ふるさと納税ワンストップ制度」を活用できます。

寄付金控除概要はこちら

4.寄付の流れ

寄付は簡単2STEPで、支援したいプロジェクトを選んであとは寄付をするだけ。

目標金額や達成率も明確なので自分の参加したプロジェクトの結果が一目でわかります。

プロジェクトの進行も見守りながら地域の課題に一歩踏み込んで関わりあえるガバメントクラウドファンディング、その動きは今全国へ広がり中には地域間で連携して課題解決に取り組む自治体も出てきています。

ガバメントクラウドファンディングのサイト内では、全国各地から様々なプロジェクトが発信されています。

関心のあるプロジェクトをみつけてみてはいかがでしょうか。

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