ワーケーション

パズルの最後の一片のイラスト

【社労士がズバッ!職場のQ&A】
「ワーケーション」について教えてください

<質問>

IT関連企業で人事を担当しています。働き方改革が叫ばれている昨今、さらに人手不足感も高まる中で人材採用も難しくなってきており、魅力ある人事制度を考えるよう社長から言われました。そんなとき同僚から「ワーケーションは取り入れないの?」と聞かれました。これはどのような制度なのでしょうか。


<回答>

最近、注目されるワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」を合わせた造語で、休暇中に旅行先で仕事をした際に、それを勤務時間として認めるという新しいテレワークです。 欧米で始まった制度ですが、国内では日本マイクロソフト社が2016年、日本航空が2017年、JTBが2019年から導入しました。うまく制度化すれば社員の休み方の選択肢が増え、労働生産性や従業員満足度の向上、離職率の低下にもつながります。制度導入にあたり社内規則を整備する際には、勤務時間の連絡、情報のセキュリティ、通信費などの負担、緊急時の連絡体制などを決める必要があります。休暇中は本来、労働の義務はありませんので、それを踏まえて社内外とのコミュニケーションのルールや休暇中に行う業務内容や範囲など決めるべき課題を洗い出すとよいでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
コメントは利用できません。

どんなことでもお気軽にご相談ください

お問い合わせ