安全活動への取り組み

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【社労士がズバッ!職場のQ&A】
安全活動への取り組みについて教えてください


<質問>

当社は近年、採用を増やし今年度中にはパートやアルバイトを含めて50名を超える見込みの小売業です。これまでは大きな事故の発生がなかったので職場の安全には積極的に取り組んできませんでしたが、今年は安全活動を推進するように社長から指示がありました。どのようなことから始めたらよいでしょうか。


<回答>

建設や製造関係の職場と比べると小売りや飲食、介護などの職場では重篤な災害の発生は少ないですが、件数自体は増加傾向にあります。そのうえ正規・非正規といった雇用形態の違いや副業・兼業、個人請負といったさまざまな働き方、高年齢労働者、外国人労働者も多い職場なので、安全な職場づくりと維持は容易ではありません。新たに安全活動に取り組むのであれば、厚生労働省が発表している「労働災害防止計画」の重点事項について検討するとよいでしょう。
現在は2018年4月から2023年3月までの5年間を計画期間とする「第13次労働災害防止計画」の期間中です。ちなみに、現在の計画のテーマは「一人の被災者も出さないという基本理念の下、働く方々の一人一人がより良い将来の展望を持ち得るような社会」と示されています。ぜひ参考にしてください。

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