メンタルヘルス対策

パズルの最後の一片のイラスト

【社労士がズバッ!職場のQ&A】
メンタルヘルス対策について

<質問>

社員40名の建設業の総務担当者です。今までにメンタル不調による休職はありませんが、他社ではすでに休職者が出ているそうで、弊社の社長から具体的な対応の確認がありました。厚生労働省の「過労死等の労災補償状況」で労災請求が増えているニュースも気になります。基本的な検討項目を教えてください。

<回答>

メンタルヘルス不調による休職を防ぐために企業には従業員のフォローが求められますが、その対応手順が明確でないことは珍しくありません。まずは厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」をご覧ください。そこには「メンタルヘルス不調」の定義や取り組み方法が示されています。会社としては、メンタルヘルス不調を未然に防止する「一次予防」、不調者を早期に発見し適切な措置を行う「二次予防」、休職者の職場復帰の支援などを行う「三次予防」。またこれらが円滑に行われる社内ルール。そして教育研修、情報提供と共に「セルフケア」「ラインによるケア」「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」「事業場外資源によるケア」の4段階のケアが、継続的かつ計画的に行われる役割の定義などを文章にして明確にするとよいでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
コメントは利用できません。

どんなことでもお気軽にご相談ください

お問い合わせ